2003-04-30 136

_ 首が痛い

クスリのせいで、寝返りも満足にうてない…しかし熱もなく、このペースだと明後日には全快か?

_ 人情の光景

夕方、母から電話。明日祖父母と母が観光に来るのだ。そして重大なことに気づいた。車いすを借りなければならなかったのに、すっかり忘れていた… ここ一週間、まさに寝たきり学生であった。電話の後、そろそろ起きあがらなければ、と、寝床をのそのそとでる。

身だしなみをととのえ、玄関を出ると、ちょうど隣近所のおじさんが帰ってきたところ。挨拶して、二言三言、会話を交わす。
「あら、車を変えましたね。」
「いやいや、女にふられたもんでね、心機一転さ。これからどこ行くの?」
「高齢者にボランティアで、パソコン教えに行くんです。」
「いやあ、大変だねぇ。がんばってな」
「いえいえ、おつかれさまです…」

黄昏時、自転車を東にとばす。教室に到着して、あいさつ。先週は休んでしまったので、お久しぶり…と。早速ディスプレイに向かい、復唱したり、なぞりながら進行する。
休憩時間。受講者の差し入れをありがたくいただきながら、車いすを貸してくれるところを探している、ということをIさんに相談すると、なんとIさんが参画している福祉事業所の倉庫に眠っているものを貸してくれるとのこと!もうただただ感謝。善行は積んでおくべきかな…
教室が終わり、倉庫に取りに行く。そして教室に預かってもらい、明日また取りに行くことに。

暗闇の中家路へと自転車をとばす。咳が止まらない。
町内にはいると、銭湯へと向かう人や、犬の散歩をしている人がちらほら。いつもの光景である。
タクシーのクラクションがけたたましく鳴り響く。どうやら、クラクションが故障したらしく、鳴りっぱなしになってしまっていた。何事かと、近所の人が玄関から顔を出す。
そのうちの一人と、歩いている私と目が合う。不安げな顔をしている男に向かって、事情を説明する私。
「どうやら、向こうでタクシーのクラクションがこわれたらしいですよ」
「なんだ、何があったのかなと思ったら…」
「びっくりしますよね」
「ほんとにさ…」安堵し苦笑して、家の中に入っていく男。

そして帰宅。なんとなく今日は嬉しい時間を過ごした。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
(2003-05-01 11:28)

結婚しても車を変える場合があります(笑).心機一転さ.

TA (2003-05-02 01:36)

なるほど〜ふむふむ